先日、ABA銀行で偶然知り合いのカンボジア人S君に会いました。S君は、私の長年のカンボジア人の友人T君の後輩です。一度一緒に何人かで食事をした事があります。S君も、国費留学生で日本の国立大学を卒業されております。

また、日本人の女性と国際結婚をされております。

私の知ってる日本へ行かれた国費留学生は、皆んな日本人女性と結婚してます。

何でですかね？不思議ですね。

彼に、T君は来年家族皆んなで、日本に行くそうやで、と伝えます。長女の受験の為に早めに日本の高校に転入するそうやで。

S君は、ホンマですか？長女はもうそんな年齢なんですね。

S君は、5歳の男の子が居てます。

いずれ、遭遇する問題です。

先輩のYさんの子供は、高3でストレートに日本で大学受験して、落ちたそうやで。

1年間予備校に通ってから、大学に受かったで、と私は話します。大先輩のYさんは知ってます、そうですか、とS君。Yさんの子供は、インターナショナルスクールに通ってたから、英語は問題無かったけど、問題は国語みたいやで。

S君は、なるほど、と頷きます。

私は、カンボジア人男性は、間違い無く女好きと何時も言ってますが、彼だけは違います。

信じられないくらい真面目です。

彼からは、女性の匂いは一切しません。

奥さんも、日本のNGO関係の仕事をされている様です。とも稼ぎです。子供は、カンボジア人のお手伝いさんが、面倒を見ている様です。

カンボジアらしいですね。日本人の奥さんが家で子供の面倒を見るより、外に出た方が稼げます。

また、カンボジア人のお手伝いは、安価で雇用出来ますからね。

私とS君の会話です。

S君) 内の子も、来年から小学校です。

私) 日本人学校に行かせるの？

S君) いや、日本人学校は考えてません。

何故なら、全学年で50人くらいですよ。

学年にしたら、10名弱でしょうか。

ちょっと少なすぎますね。

私) なるほどね。なら、何処を考えているの？

インターナショナルスクールは、高いで。

S君) そうなんですよ。小学校の段階で既に悩んでいます。

S君は、ローカルのカンボジア小学校、中学校、高校と卒業して、国費留学生になり、日本へ行きました。私は、子供も同じ様に高校まで、ローカルで、それから日本に留学したら、と言います。

S君は、子供に日本国籍がありますから、国費留学は、出来ません！と答えます。

なるほどね、そう言う事ですか。

S君は、どうもローカルの学校に入れたい様ですが、未だ結論は出ていないみたいです。

カンボジアの学校は、高校まで無料だそうです。

しかし、教科書や通学代は親負担です。

(義務教育は、中学校までです。)

なまじ、日本国籍が有る為に小学校入学から、

悩んでしまう様ですね。

つまり、最終的に日本の大学に進学するか、

しないか、と思います。

私は、彼に言います。別に日本の大学に行かなくても、ええん違うの。例えばカンボジアでレベルの高い王立プノンペン大学を卒業して、カンボジアで働いたら、どうなん？

カンボジア人なら、王立プノンペン大学を卒業すると言う事は、エリート街道なのです。

S君は、言います。

子供が将来、どうしたいと考えるかですね？

私は、子供がどうのと言うよりも、S君と奥さんがどう考えるか、と思います。

お2人には、子供には日本国籍が有る為に、日本の大学へ進学させると言う思いが有ると思います。

そこが、問題の根本の様に思います。