カンボジアリバーサイド応援隊

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薄い縁からカンボジア人パートナーを探す



フィリピンで、パートナーの裏切りに会った私達は、カンボジア進出に際して、カンボジア人のパートナーを探します。と言いますのはカンボジアでのビジネスの知識が殆ど無いのと、何かあった時に、日本人だけでは、対処出来ない事をフィリピンで学びましたからです。


カンボジアには、知り合いのフランス人とカンボジア人女性の夫婦が居ました。日本の知人から、紹介され、その夫婦に商品を送った事があります。


その夫婦は、以前に日本の私達の会社に、訪ねて来られました。社長と日本人の紹介者と食事をしました。私も、その時にお会いしました。

また社長も、紹介者と一緒にカンボジアを訪ねて、この夫婦と食事をしており、人間関係が出来ていると言う認識でした。


社長と私は、その2人を頼って、カンボジアに来たのですが、商談は中々、上手く行きません。

パートナとして、一緒に仕事をしょうと提案しますが、フランス人は、強気です。

無理な条件を出されて、結局、決別します。

私達は、彼ら以外にカンボジアで、知り合いは居ません。


さて、どうしたもんでしょうか?

そうそう、もう1人、知り合いが居てました。

社長が、この前の訪問で、日本のコンサルに通訳を頼んだM大学の日本語学科の学生です。

本当に、こんな薄い縁しかなかったのです。


しかし、不思議なもので、この薄い縁がカンボジア人のパートナへと繋がって行きます。

通訳学生の知り合いに、日本人がいてました。

その日本人から、私達に会いたいと連絡がありました。その人と話しをする中で、パートナー候補のカンボジア人を紹介しましょう、と言われます。


紹介されましたパートナー候補のカンボジア人は、元国費留学生で、日本の国立大学、大学院と卒業されております。卒業後も、10年間日本で働いた後に、

カンボジアに戻って来られました。

奥さんは、日本人でお子さんも1人、居てます。


当然、日本語はペラペラで、日本の専門書も読まれております。私達からしましたら、なんと頼もしいカンボジア人でしょうか。奇跡的な出会いに感謝しか、有りません。


一緒に仕事をする事になり、彼は私たちをカンボジアの大型カラオケバー、ロックに案内してくれます。

(ロック、既に閉店してます。)

非常に大きなカラオケ店で、びっくりします。

また、カンボジアの水商売の女性と会うのも、初めてです。私たちは、個室に案内され、それぞれ女の子を選びます。


フィリピンのカラオケバーを、知ってます社長と私は、何か妙に静か雰囲気にちょっと、違和感を感じます。女の子に、英語は通じる事なく、会話が出来ません、ただ腕を組んで、座っているだけです。

女の子も、話しません。

カンボジア人パートナーだけが、楽しんでました。

なんか、不思議な瞬間でした。


カンボジア人パートナは、一緒に仕事をする前に、日本に来られます。私にホテルは、日本名で予約してください、と言われます。

えっ、日本名で? ちょっとびっくりです。

その時に初めて、2重国籍と言う事を知りました。

カンボジアでは、2重国籍が、取得出来るんやな、と理解しました。


一緒に仕事をして行きます中で、彼は仕事に対しては、非常に真面目で熱心です。また、会社を大きくして行きたいと言う野心も、持ってました。

会社は、どんどん大きくなって行きます。


しかしながら、10年以上も経ちますと、やはり市場は、変わって来ます。若干の修正も、必要となって来ます。拡大路線を続けて来ましたが、閉める店も、出て来ました。カンボジアの様な後進国は、変化が激しい様に感じます。


お商売は、やや下火傾向ですが、カンボジア人のパートナーとは、今でも一緒に仕事をしております。

やはり、ラテン系のええ加減なフィリピン人とは、大きく違います。


カンボジア人のパートナーを通じて、学んだ事は、沢山あります。本当に感謝しか有りません。

フィリピンの様な裏切りの不安は、一切有りません。今なお、一緒に仕事が出来るのは、やはり仏教の教えでしょうかね。