日本人には気をつけてくださいね
フィリピンに初めて駐在しました時、日本の海運業者、鴻池さんの社員から言われました。
「日本人には気をつけてくださいね」
はて?どう言う意味でしょうか?
最初は、意味が分かりませんでした。
日本人同士、「仲良くすれば良いのでは」
位にしか思ってませんでした。
半年も、フィリピンに住むと意味が分かって来ました。日本人が日本人を騙すのです。
それでは、カンボジアではどうでしょうか。
私がカンボジアに来てから丸12年経ちますが覚えている初期の詐欺師を並べてみます。
1. T社のY.
カンボジアが長い人は、直ぐ分かると思います。
話しは大きかったですが、カンボジアで2年間で90億の売上は大き過ぎました。(嘘くさい)
偶然、自分の店のラ-メン屋の2階で宣伝用の撮影をしているYを見かけました。嬉しそうにインタビューに答えてましたよ。
ガイアの夜明けで、取り上げられたのが詐欺を増長させたのでは無いでしょうか。このテレビを見て投資された日本人も多いと思います。
喫茶店、飲食店、飲食コンサル、プロサッカー、テレビ事業と手広くやってました。
テレビ事業に勤務している知り合いのカンボジア人から、給料が止まってますので、お金を貸して欲しいと連絡がありました。潰れる3ヶ月前くらいですかね。ネットでは、既に危ないと言うニュースは流れてましたね。
この頃、私の友人にYの投資話しに関心の有る日本人が接触して来ました。友人は、給料未払いの情報を伝え、結局投資はストップしたそうです。しかし、安易に投資したい日本人が多いのも、ビックリします。
2.リサイクルのM.
何とか総研と日本でセミナーを開きカンボジアツアーを案内し、日本人を沢山カンボジアに連れて来ました。ツアーの最後に孤児院を訪問します。
そこで日本人がカンボジア人に同情して、泣いたらツアーは、大成功だそうです。
大抵、日本人は孤児院を見て泣くそうです。(笑)
日本のリサイクル商品がカンボジアでバカ売れしてる、のが宣伝文句でした。
ツアーに2、3回参加しましたKさんが、まんまと罠にかかりました。Kさんは金融業で成功され、儲けたお金をカンボジアのボランティアで使いたいと考えてました。そこを付け込まれ、Mの誘いに乗りKさんはカンボジアにリサイクル店を出店しました。Kさんは、リサイクルは全くの素人です。店舗経営は、Mが行いました。Mの好き放題にされ、結局半年持たずに潰れました。
また、日本のリサイクル業者から協賛金を取り、必ず売れるからと、10数本のコンテナを送らせました。しかし、それらのコンテナは、6年ほどコンテナヤ-ドで放ったらかしにされたままでした。
(後にリサイクルSが引き取りましたが、中身はポロポロになってました。)
3. 大物 Kと小物 K
テレビ東京が Kの取材に来てますと、知人から連絡がありました。私は知っている Kの情報を渡しました。後ほど、知人から返事が来ました。
それは、小物の方でした。彼らはもう1人の 大物Kを探していると言ってます。
10年位前の話しです。
有名なのはこれくらいでしょうか。
これらの詐欺師は、カンボジアに関心を持たせ、
日本人をまんまと騙しました。
日本人は、やっぱり人が良いんでしょうかね。
直ぐに信用してしまいますね。
カンボジアに来られる日本人に言いたいです。
「日本人には、気をつけてくださいね!」
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