日本の中古家庭用品
カンボジアで、大人気でした日本の中古家庭用品も、やや下降気味となって来ております。
カンボジアの成長と共に、中古より新品に目が向いて来ております。
しかし、日本は益々中古家庭用品が出て来る状況にあります。
2023年の65歳以上は、日本の人口の29.1%を占めます。後期高齢者(75歳以上)は、13.3%を占めます。 核家族化が進み、高齢者は大抵1人暮らしです。
残念ながら、亡くなられましたら、今まで使用されていた家庭用品が処分の対象となって行きます。
1人暮らしの方が亡くなられますと、先ず親戚、縁者の方が整理に来られます。1番にお金が残って無いかを確認します。タンス貯金の好き日本人です。 お金を探してから、遺品整理や産廃業者、解体等の業者に連絡して、処分、整理をしてもらいます。 しかし、見逃す事も有る様です。
フィリピンで、日本製の小さな壺から、20万円が出て来たと言う話しも有りました。
私の知り合いに大阪で解体業をされている方が、居らっしゃいます。コロナ明けにカンボジアに来られました時に、もうすぐ脱税で捕まると言います。税務署と漸く落とし所の話しが着き、やっとカンボジアに来れた、と言われます。また、必ずテレビニュースに流れるで、とも。ビックリですね!
脱税は、億単位だったそうです。
テレビニュースに流れたか、どうかは分かりませんが、それだけ解体や処分の需要が有ったと言う事でしょう。
大阪で、脱税で捕まるほど需要が有ったと言う事は、日本の各地でも、遺品整理、産廃業者、解体業者は、かなり需要が有ったと思います。
つまり、日本は中古の家庭用品がめちゃくちゃ溢れている言う事ですね。
中には、日本で販売出来る商品もあったでしょう。 それらが販売されて、残りの商品は、全て処分対象となります。しかし、処分費がかかるのです。 遺品整理等で、当然処分費はお客様から、
頂いておりますが、それより処分品を海外に送れば、2重取りが出来ます。処分費を払って日本で処理するより、幾らかお金になる可能性があります。
そう言う理由で、日本から中古家庭用品を海外に送りたくて仕方が無いのです。
最近、知り合いの海運業の方から聞きました。
日本から中古のコンテナが送られてました。
通関で、中を開けられたそうです。
すると、中には新品の電化製品が入ってました。
これは、ルール違反ですね。
当然、このコンテナは、通関はストップです。
困りました受け取り予定の日本のリサイクル店は、
日本の海運業の方に相談された様です。
これは、コンサイン(受取人)の力が弱かったから、と思います。皆さんは、ご存知無いかも知れませんが、後進国の通関は、諸悪の根源、悪の温床、と言われております。
後進国の通関に日本人、外国人は、ますタッチしません。何故なら、日本人が関わるだけで、通関費を上げられるからです。通関で、関係者は皆んな儲けたいのです。なんぼでも、アンダーザテーブル(袖の下)を要求して来ます。
日本からのコンテナなんて、最大の狙い目です。
これを阻止するには、力の有る通関業者を使う必要があります。力の有る通関業者なら、コンテナを開けらる事なんて有りません。
この辺りは、日本から初めてコンテナを送る人には、分からない事でしょうね。
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