タイの病院に
カンボジア人のお金持ちは、カンボジアの病院には余り入院しません。重い病気になるとタイの病院に入院される様です。
私の知り合いの元国費留学生も、交通事故にあった時と、病気になった時はタイの病院に入院されました。その時に偶々、旧知の友人もカンボジアから入院して来ました。残念ながら、その友人は亡くなられました。まだ、50歳手前でした。
また、日本人の看護師から聞きました。
有る日本人がカンボジアの病院で、死に関わる状態になり、カンボジアでは手術が出来ず、タイの病院にヘリコプターで緊急搬送されたそうです。
幸いその日本人は、一命を取り留めました。
今でも、その日本人と時々出会います。
今は、普通に暮らしてますね。
やはり、タイの方が医療は進んでいる様です。
さて、日本人 Tが手伝ってます小売店でも、スタッフCから、お母さんがタイの病院に入院しています。 看病の為に10日ほど、休ませてくださいと、連絡があります。もちろん、看病に行ってあげて下さい。 カンボジア人は、家族を大事にします。
仕事より、家族の命が優先です。
このスタッフCは、マネージャーの姪で、まだ学生ですが、2年半近く働いております。2名体制に移行する時に、1番に採用しました。何故なら、マネージャーの姪で直ぐに融通が効いたからです。
学生ですので、試験等が有り、一般のスタッフより、やや不規則な時も有りますが、マネージャーの親族ですので安心感は有ります。
2年半も、働いておりますので商品も良く覚えております。仕事は、一般のスタッフより、やや劣りますが、彼女には以外な長所が有りました。
それは、スタッフ皆んなと協調が出来る点です。
スタッフ皆んなと仲良くでき、スタッフ間の緩衝材になっている事です。この点は評価しているポイントです。ただ、若いので時々毛を染めて来ます。店にそぐわ無い派手な時は、日本人 Tは注意をするそうです。
Cは、お父さんも時々タイにお母さんの看病に行っており、家の用事で仕事を休む事が何回かありました。今回、タイの病院に行くと言う事は、既にパスポートは取得してますでしょう、この子も金持ちの子やな、と理解します。
何故、お母さんがタイの病院に入院しているかは、他のスタッフが教えてくれました。
お母さんは体調が悪くプノンペンの病院で、検査しましたが原因が分からなかった様です。3件周りましたが分からず、結局タイの病院に検査入院となりました。
タイの病院でも2件目でやっと、体調不良の原因が分かりました。残念なから、血液の癌、白血病だった様です。Cのお母さんは、未だ若く45歳です。若いだけに癌の進行も早いです。
Cは、お母さんの看病の為に10日の休みを取っておりましたが、担当の医師より、もう治る見込みは、有りません。カンボジアに連れて帰ってあげて下さい、と言われます。
Cのお母さんは、カンボジアに連れて帰った次の日に、お亡くなりになられました。合掌。
お葬式は、次の日に身内だけで済まされた様です。
日本人 Tは、初七日に香典を持参しました。
しかし、45歳とは余りにも若過ぎますね。
ご冥福をお祈りします。
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