痛い日本人名士
フィリピンに進出する時です。
最初から、問題発生です。
コンテナに商品を詰めて、フィリピン人のコンサイン(荷受け人)宛に送ります。しかし、この荷受け人の免許が失効しておりました。
再申請して、取得しょうとしますが、ブラックリストに載っております。結局は、コンテナは通関出来ません。たちの悪いフィリピン人荷受け人に捕まった様です。仕方なく、日本の鴻池さんの保税倉庫にコンテナを預かって貰います。
飛行機でフィリピン入国します時に、有る日本の弁護士と知り合います。
かなり年配の方ですが、関西で非常に有名な弁護士でした。弁護士協会の偉いさんです。
弁護士からフィリピンで問題があったら相談にのりますよ、と言われます。
まぁ、初対面ですので、はい、ありがとうございます、と受け流します。
弁護士が、フィリピンに行かれる理由は、彼女に会いに行かれるそうです。
大阪のフィリピンパブで知り合い、彼女がフィリピンに帰ってからも、お付き合いをされている様です。 彼は言います。私の彼女はフィリピンで力が有りますので、何でも解決出来ますよ。
「はぁ? 何を言われるんでしょうか、この弁護士先生は?」 ちょっと違和感を感じます。
ジャパゆきさんに何の力が有るのでしょうかね。
ちょっと、彼女に入れ込み過ぎみたいですね。
弁護士から、家に遊びに来て下さいと誘われます。
彼女にスービィク(マニラから北部)に家を買ってあげたそうです。凄いですね、家ですよ。
流石に弁護士協会の偉いさんです。お金は有る様です。ラインを交換して、住所を聞いて別れます。
2日後に再開を約束します。
私達は、車をチャーターしまして、3人でスービィクへと向かいます。家は、ちょっと分かりにくので、近くの目印の場所で弁護士と彼女と会います。
彼女の車は、スポーツカーです。これも、弁護士が買ってあげた様です。車から出て来た彼女と会います。Hello、コムスタカ? 英語とタカログで挨拶します。しかし、ケバい!
弁護士の格好と不釣り合いです。
彼女は、30歳過ぎでしょうか、ただ見た目がケバい、(派手、と言う意味です)
私達、日本人3人は彼女を見て大体の事は、理解します。これは、あかんで!
この弁護士さんは、ええ様にされてるで!
(彼女に利用されてるだけやで)
それから、家に案内されます。一戸建ての庭付きです。こじんまりしてますが、なかなか良い家と思いました。お2人で住むには充分過ぎるでしょうね。 弁護士は、彼女に毎月お手当で20万を渡していると言われます。フィリピンで20万円ならかなり、リッチな生活が出来ます。と言うか、使い切れずに余るでしょうね。
彼女を見てると、男がいるのは丸分かりです。
それは、彼女の服装とスポーツカーからです。
弁護士は、2ヶ月に1度フィリピンに来られるそうです。が、来られ無い時は、男と同棲でしょうね。
それからは、ネコに鈴状態です。
弁護士に教えてあげた方が良いのか、黙ってた方が良いのか、悩みます。
弁護士はまるっきり見えてません。
弁護士一筋で、偉いさんまでに登り詰めましたが、女性経験が皆目無い様です。
フィリピンパブで優しくされた彼女に夢中になった様です。晩年に恋に目覚めたのでしょうね。
中学生の様に、恋は盲目状態です。
しかし考えると、現状は誰も損をしてません。
弁護士はお金は使いましたが、晩年の恋真っ最中です。楽しくて仕方が有りません。奥さんは、多少不幸ですが、旦那の浮気なんて良く有る話しです。 フィリピン人の彼女は、弁護士からしこたまお金を貰い幸せです。これらの関係が何時まで続くか、分かりませんが、いずれ、なる様になるでしょう。
結論としまして、成り行きに任せるのが、正解だと判断しました。私達が、波風を立てる事も無いでしょう。
しかし、世の中は色んな事が有るもんですね。
ずうっと日本に住んでましたら、先ず知らない世界でしたね。
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