カンボジアリバーサイド応援隊

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お金を稼ぐ免許



プノンペンで薬局をを手伝ってました友人のMから聞きました。薬局には薬剤師が勤務しておりますが、この薬剤師と言う職業は、カンボジアでは優秀な様です。カンボジアでは、薬剤師は5年間薬価大学に通います。日本は6年間です。

カンボジアで5年も大学に通えると言う事は、薬剤師は裕福な家庭の出身でしょうね。


年に1回の国家試験を受けて薬剤師になります。

友人M曰く、殆ど皆んな合格する様です。

試験の成績が悪いと追試が有る様ですが、殆ど追試無く合格すると言ってました。薬剤師の何が凄いかと言いますと、薬剤師の免許が仕事をします。

薬局を開く時は必ず薬剤師の免許が要ります。 

その免許を貸し出し出来るそうです。

プノンペンには大小、沢山の薬局があります。

友人Mの手伝ってました薬局も、スタッフの薬剤師の免許では無く、他人の免許を借りて保健省に登録してた様です。


薬剤師の免許の借り賃に毎月$200支払っていると言ってました。借り賃に毎月$200ですよ!

カンボジアの2024年からの最低賃金は、$204です。その最低賃金相当のお金が免許を貸し出すだけで、

入ってくるのです。

他の大学を出ても、免許がお金を稼ぐと言う事は、無い様に思います。


そう言う意味では、薬剤師はカンボジアでは地位が高いのでは無いでしょうか。薬剤師の給料は大体$300前後だそうです。もし、免許を貸してていて月$500の給料なら、かなり貰っている方ですよね。

また、貸してるなら働かなくても毎月$200入って来ますよね。


私は友人Mから聞いて、もう一つ大変びっくりした事があります。

カンボジア人スタッフが木、金と休ませてくださいと言って来たそうです。彼女は、土日休みですので、4連休です。Mは、ええけど、どっか行くの?と聞きます。「はい、海外旅行に」


えっ、なに!海外旅行って?何処へ行くの?

「はい、マレ-シアへ」マレ-シア?ホンマに?

今まで、海外旅行に行った事あるの?

「マレ-シアは2回目です。シンガーポールとタイに2回ずつ行きました」と彼女は涼しい顔で言います。

その話しをMから聞いてビックリです。


私が働いていた所では、そんなのは夢みたいな話しです。パスポートを持っているスタッフなんか居てません。しかし、自分の浅はかさも感じました。カンボジア人は、貧しいと言う先入感に囚われてました。カンボジアには、富裕層が居てる訳ですから、そう言う子が居てもなんら、不思議では有りません。


また、Mから聞きました。

違うスタッフがまた、休みをくださいと言います。

同じ様に4連休です。

恐る恐る、Mは聞きます。何処へ行くの?

「はい、マレ-シアへ」

ブルータス、お前もか!


この話を聞きまして、なんか薬剤師って特殊な世界の様な気がしました。たまたま、Mの手伝っていた店だけかも知れませんが、なんか夢が合って良いですね。私は、カンボジア人は貧しさをべースに働いているとずうっと思ってましたが、考え違いをしている事に気が付きました。