カンボジアリバーサイド応援隊

男性専用ブログです。

長く働いてもらう為の一工夫



カンボジア人のスタッフは、まぁ長続きしません。

1年間続いたら、良い方でしょうか。

これは、やはり教育の問題でしょうかね。

高校の修了率は、20%ですから、教育は行き届いて無いと思われます。

しかし、雇用する方としては、長続きして欲しいですよね。度々、辞められて新人、新人の繰り返しでは、仕事として成り立たないと思います。


日本人オーナーの会社でスタッフに行っている福利厚生の一つとしまして、誕生日のケーキプレゼントです。日本の美味しいケーキ(ふわりさん)の1つ$18のホールケーキをプレゼントします。

これが、驚くほど喜ばれるのです。貰った人は、ケーキと一緒に何回も写真を撮ります。

また皆んなにケーキを少しずつお裾分けします。

もう3年実施しているそうですが、1人のスタッフは、3回目の誕生日ケーキを先月貰いました。


次にお正月、お盆のボーナスです。

カンボジアでは、クメール正月は休んでもお給料を支払います。私は、最初にカンボジアに来ました時にここを良く理解していなかったです。

しかし、ローカルの会社ですので、お正月のボーナスは微々たる金額でした。


日本人オーナーの会社に聞きますと、貰って喜ぶ金額を渡すと言います。クメール正月のボーナスは、休みの3日分の給料が原則ですが、給料から計算すると安いですよね。$30くらい貰っても、感激は無いですよね。だから、クメール正月で最低$100, お盆で最低

$50は渡す様にしている様です。


また、利益が出ている会社は3ヶ月に1回のボーナスです。カンボジアの会社でも3ヶ月に1度のボーナスは、有る様ですが金額は低い様です。

これも、$5や$10ではあまり意味が無いですね。

やはり、$30〜$50くらいは渡したいですね。

もちろん、会社の利益に依ると思いますが。


また、別の会社ではバス貸切りの慰安旅行です。

社員と社員の家族たちを連れて、2泊3日のシエムリアップに旅行に出かけます。毎月$300を売り上げより、保管して貯めて行きました。

年間$3,600有れば、かなりリッチな旅行が出来ます。バスの3日間の借り賃は、$500前後です。

これも、スタッフに長く働いて貰う為の福利厚生です。これは、ちょっと気合が要りますね。


次に何か行事ある度の食事会です。有る会社は棚卸しの後には、全員で食事会を実施します。

食事は、普段カンボジア人では行かないちょっと高級な焼肉(カンボジア人は焼肉大好き)に連れて行きます。2時間皆んな全員で和気藹々と食事をします。普段、全員で食事をする事は無いですから、意外と喜ばれるます。


また有る会社は、日本から社長が来られた時にも、食事会を実施します。コロナで丸2年以上、日本に来られ無かった様ですからね。

社長が来られて、嬉しいと言うよりは、こじ付けの食事会です。何かあれば、食事会です。

やはり、カンボジア人に働いて貰っていると言う感謝から出来る限り実施しているらしいです。


今述べた食事会は、利益が出ている会社の様ですが、利益が出てなくても、社長のポケットマネーで実施される事をお勧めします。

社長が一度日系KTBパーに遊びに行く予算で充分実施可能ですからね。


次に、これは特殊なケースです。

私の知ってます日本人マネジャーは、長く勤めて欲しいスタッフに個人的にボーナスを渡しております。 この会社は、カンボジア人オーナーですが、スタッフの数も多く、中々賃上げが出来ない様です。しかし、スタッフが辞めて困るのは、日本マネジャーですので、渡している様です。

貰っているカンボジア人スタッフも、そこは理解しており、長く続いている様です。


今述べて来ました様にスタッフに長く働いて貰うには、やはり一工夫要る様です。

利益が出てたら、色々と福利厚生はし易いですが、利益が出て無いと難しいかも、知れません。


これは鶏が先か、卵が先かの視点です。

福利厚生を優先して、利益を後回しにするか、

利益を優先して、福利厚生を後回しにするか、悩むところです。

日本なら、利益優先ですが、ここはカンボジアです。どうしたもんでしょうかね。