カンボジアリバーサイド応援隊

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彼女の実家に(13年前)



クメール正月が来ますと、13年前に初めて付き合った彼女と、マイクロバスで田舎に、行った事を思い出します。カンボジア人が田舎に帰るのと、同じ体験をしました。初めての経験で、衝撃的でした。


彼女から、一緒に田舎に行こう、と誘われます。

OKですが、真面目な?私は、休み明けの出勤日に間に合う様に、帰って来ないとあかんで、と彼女に伝えます。彼女は大丈夫よ、と言ってくれます。


クメール正月は、カンボジア人に取って、最大のイベントです。プノンペンに働きに来てる人は、殆ど、田舎に帰ります。田舎へと向かう道は、何時も大渋滞です。


彼女は、プレイヴェーン州(プノンペンの隣)行きのマイクロバスを予約します。

オリンピック市場付近が、出発場所です。凄い人数です。私と彼女は、マイクロバスに乗り込みます。

運転手は、マイクロバスに、びっくりするくらい、人々を詰め込みます。


私と彼女は、運転席の横の助手席に、2人で座ります。1つの席を、2人で半分こして、座ります。

非常に窮屈です。後ろのお客さんも、皆んなギュギュ詰めです。その状態で、バスは出発します。


早速、プノンペンから、出て行く日本橋で大渋滞です。今は、もう一つの中国橋が掛けられて、橋が2本となりました。それぞれが一方通行となり、渋滞は減りました。しかし、当時はまだ、日本橋しかない為に、ここで何時も渋滞します。


プノンペン➖プレイヴェーン間は、普通なら、1時間30分位で、着きます。しかし、この渋滞です、3時間くらい、かかるでしょうか。

私と彼女は、座りながら、身体を動かして、少しでも、窮屈にならない様にします。


やっと、プレイヴェーン州エリアに、入りました。

しかし、驚く事に、乗っているお客さんの家に、順番に送って行くのです。家の前まで、連れて行ってくれるので、非常に便利ですが、自分たちの順番まで、待たなくてはなりません。


半分くらいのお客さんが、降りて、漸く彼女の家に着きました。田舎に来るのは、もちろん初めてです。

バスから降りた付近に、彼女の親戚一同が、住んでいます。私と彼女が、バスから降りますと、親戚一同が集まって来ます。


私は、皆んなに挨拶をしますが、珍しいのでしょうね。皆んな私を、ジロジロと見て来ます。

こんな田舎に、日本人が来る事は、先ず有りませんからね。とりあえず、彼女のお母さんの家に、行きます。お母さんの家は、こぢんまりとした1軒屋でした。


お母さんとお会いします。お母さん1人、娘1人の家庭です。お母さんは、家の近くの畑で、農業をしてます。親族、皆んなでしているのでしょう。彼女の事に触れますと、珍しく、1人っ子です。

若い時に1度、結婚してます。

子供は、居ませんが、若年離婚したみたいです。


お母さんの家で、お昼をいただきます。

その後、彼女と一緒に近くのお寺に、お参りに行きます。近所の人が、沢山集まって来てます。

皆んな、お供えをして、先祖様にお祈りを捧げています。私も、彼女と一緒にお供えをして、お祈りをします。


彼女とお寺にお参りに


夕方に、彼女のお母さんの妹の家に、移動します。

妹の家に、親族も集まり、皆んなで食事をします。 妹の家は、最近建てた様で、新しく大きな家で、そこに泊めてもらいます。


田舎ですが、水洗トイレです。

シャワーもあり、プノンペンと一緒です。

妹の家に2泊しまして、3日目の朝早く、マイクロバスが、迎えに来てくれます。来た時同様に、何軒もの家に向かい、皆んなを乗せて行きます。

そして、プノンペンに向かいます。


彼女と2泊3日で、田舎住まいをしました。

貴重な体験をさせてもらいました。

少し、カンボジアの事が、分かった様な気がします。カンボジアの現実に触れた、初めての出来事でした。


その後、この彼女とは8年間、付き合いましたが、田舎に行ったのは、この時だけでした。