小商いが好きなカンボジア人
カンボジアは、物価が安いのですが、それはローカル業者を使わないと分からないと思います。
日本人は、やはり日本の業者を使います、それではカンボジアの恩恵は得られないですね。
私はスタッフに指示して、旅の指さし会話帳(クメール語)を1冊、印刷屋さんでコピーしてもらいました。何と$1かからなかったです。144ページも有ります、それが$1も掛からないとは、驚きました。
名刺を作ると100枚で$3.5です。
日本人のやっている印刷屋さんでは、100枚で$15です。もちろん、技術の差はありますが、
カンボジア人は技術より、値段です。
外国人は、必ず利益を取ります。
当然、決められた利益率に基づいて販売します。
しかし、カンボジア人は雀の涙程しか、利益を取りません。例えば、バイクの空気入れは500リエル
($0.13)、パンク修理は3,000リエル($0.75)と言った具合です。散髪は、$1.5です。安いですね!
その物価の安い国に外資が参入して来ます。
すると、非常におかしな現象が起こります。
私がカンボジアに来ました時はスタッフの給料は、
$80です。たった$80ですよ。
休みは、月2日です。単純に計算しますと、1日は$80÷28日=$2.85です。
外資のピザカンパニーが、会社の近くに出店して来ました。安いピザ1枚が、$8です。
1日働いた給料で、ピザ1枚が買えないのですよ。
こんなおかしい事ありますか?
日本で考えてください。1日の給料8,000円で、ピザが買えない事がありますか?
カンボジアの給料の安さと外資の値段のアンバランスです。
仏教の影響ですかね、何しか利益は沢山取らないです。仏教では、利益とは自分だけで無く、相手も益しなければならないとされてます。つまり、自分1人だけで儲けては行けないと言う事でしょうね。
利益の意識が、外国人とは全然違います。
簡単に言えば、同じ商品でもローカルで買う値段と
イオンで買う値段とは、違います。
当然、イオンの方が1.3〜1.5倍ほど高いです。
家の近所の路地を歩きますと、殆どの家が何らかの商売をしております。薬局屋さん、オモチャ屋さん、携帯屋さん、バイクのヘルメット屋さん、中古の電気屋さんと、ほんとに色々です。
皆んな自分の家の軒先で、家族で販売をしております。儲かっているか、いないかは良く分かりません。多分、儲かっていないと思います。
しかし、小商いが大好きなのです。
自分の家、家族ですので、経費はかかりません。
商品代金だけでしょう。
私からしたら、商売をしていると言う錯覚に陥っているにしか、見えないのです。
これが、カンボジアスタイルなのでしょうかね。
ほんと、良く分かりませんね!
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