カンボジアリバーサイド応援隊

男性専用ブログです。

小売店の問題点を探る



皆さん、カンボジアでお商売を成功させる為には何が必要とお考えでしょうか。

先ず、1番は責任者の絶対成功するんだ、と言うやる気でしょうね。やる気があるから、問題点も分かりますし、改良点も考えます。何がいけないのか、どうすれば良くなるのか、絶えず考えます。


次に現場スタッフですね。

日本人が販売する訳では有りません。

優秀な現場スタッフをどれだけ集められるかでしょうね。私の知り合いの日本人 Tさんがお手伝いをして、上手く推移して行った日本人経営の小売店が有りますので、ご紹介したいと思います。


その小売店は、朝8時から晩8時までの12時間営業です。お正月とお盆は休みです。カンボジアでは、ごく普通の勤務体制です。

月から金までは、朝8時から夕方5時までは、女性マネジャーが1人で勤務します。午後5時から午後8時までは、男性パートが、1人で勤務します。土日は、女性パートが1人で12時間勤務します。つまり、絶えず1名体制です。


Tさんの最初の疑問は、晩のパートが、男性であった事です。何故、男性が働いているんや?

カンボジアでは、断然女性の方が優秀です。

男性は、使いものになりません。

(もちろん、大卒の優秀な男性もいてますよ。)


案の定、毎日女性マネージャーから、文句を言われます。何故、指示した仕事をしてないの?

何故、間違った事をしてるの?と殆ど毎日です。

ある日には、帰る時に表のシャッターの鍵をかけ忘れます。そんなレベルです。


時々、コンサルの会社からカンボジア人の応援をもらいます。土日のスタッフは、12時間ずうっと1人です。トイレにも行きにくい状況です。

こんな状態で、大丈夫なんでしょうかねと Tさんは、思います。


そんな状況の中で、マネージャーのお母さんが亡くなります。さぁ、大変です。マネージャーは、お葬式や後の処理で、1週間は休みます。

晩の男性パート、土日の女性スタッフ、コンサルからの応援、このメンバーで何とか調整してもらい、幸いにも店を休む事なく、回せました。

スタッフ皆んなには、かなり無理をしてもらいました。


Tさんは、スタッフを増やさないと、何かあれば店の維持が出来ないと判断します。今回も、店を回す事がメインで、とても販売まで余裕が有りません。日本にいてます社長にスタッフ補充の決済を頂きます。

日本との違いは、人件費が安いと言う事です。2、3名増やしても、$500〜$600で済みます。これくらいの経費増なら、回収は難しく有りません。


Tさんは、この店はまだきちんと稼働が出来ていない。 稼働出来て無いから、赤字だと判断します。

マネージャーが仕事に復帰して来ました。

早速、新規スタッフの募集を指示します。

また、男性スタッフから退職の依頼が出て来ました。ラッキーです。やはり、店とマッチしなかったのでしょう。


募集してから、約1ヶ月で全時間、女性の2名体制となりました。また、問題の男性スタッフも退職しました。やっと店として稼働出来る様になったと、社長に報告します。


マネージャーにも、余裕が出て来ました。今まで、

1人であれも、これも、とやや一杯でしたが、スタッフが増えて、やっとマネージャーとしての仕事が出来る様になりました。

売り上げも、徐々に上がって行きます。

Tさんも、一安心です。


今回のポイントは、赤字ながらスタッフを増やした事でしょうかね。人の問題、販売体制の問題は解決しましたが、今度は売れ筋商品の確保と適正在庫を考えないと行けませんね、と Tさんは言います。


そう言えば、私も日本で働いている時に、

人、もの、金と学びましたね。

人、商品、環境ですね。

なんか、仕事を辞めて全然忘れてましたが、遠い昔に勉強した事を思い出しましたね。